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ドラマ

時代劇「長七郎江戸日記」 第13回「風流乙女慕情」

世の不正を見つけると本名を明かし成敗していく!! 
里見浩太朗主演 【第1シリーズ全118回/1983年〜】▽途中「天気予報」あり

6月20日 木曜 8:30 -9:30 tvk1

松平長七郎長頼は、家光と将軍の座を争って命を失った駿河大納言忠長卿の忘れ形見。その生い立ちから身分を隠して生活するが、世の不正を見つけるとその本名を明かし成敗していくのだった。
松平長七郎長頼は、徳川二代将軍秀忠の次男忠長の一人息子である。秀忠は生前、長男の家光よりもこの忠長を溺愛したため、史上有名な将軍家お家騒動の因となり、ご隠居家康の鶴の一声で長男家光の世継が決まったといういきさつがある。
家光は三代将軍となってからも、そのことを深く根に持ち、駿河大納言となった忠長をことあるごとに蹴落とそうとした。寛永五年九月には、ついに封地を没収して上野国へ追いやり二年後には自害に追い込んでしまう。
その忠長の忘れ形見が長七郎なのだが、生まれ落ちた時から、波瀾万丈、天下を騒がす数奇の運命を背負った人物といえる。家光もさすがに長七郎まで殺すにしのびず、三千石を与えた上、後には大名に取り立てようとしたが長七郎はむしろ庶民として生きることを望み、すべてを断って野に下ったのである。