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ドキュメンタリー/教養

ニッポンの里山 ふるさとの絶景に出会う旅▽漁師たちが育てる森 宮城県気仙沼市

宮城県気仙沼のカキ漁師は山に木を植え、豊かな海を育む運動に取り組んできた。東日本大震災で漁業も大きな被害を受けたが、海では海藻がよみがえり、カキ養殖も始まった。

6月21日 金曜 4:00 -4:10 NHK総合1・山形

30年ほど前「森は海の恋人」を合言葉に、気仙沼湾のカキ養殖漁師が始めたのが山に木を植えて海を豊かにする運動だ。森に降った雨は落葉が堆積してできた腐葉土を通ってミネラルや栄養分が豊富な水となり、やがて海に流れこんで、豊かな海を育む。東日本大震災では大きな被害を受けたが、海底ではいち早く海藻がよみがえり、カキ養殖も再開された。森に漁師が植えた木々が赤や黄色に染まる頃、河口には多くのサケが集まってくる。