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雑居時代

ドラマ

懐ドラ「雑居時代」 第9回「お母さん」

父親と娘ばかり5人、完全な女性上位の家庭に、若い男が同居…そんな奇抜なシチュエーションの中で繰り広げられる男と女の壮絶な争いを、明るく人情味豊かに描く。

6月11日 水曜 19:00 -19:55 tvk1

十一は、五女の阿万里に話しかけた不審な男を追いかけて捕まえた。十一は、その男から阿万里に近づいた訳を聞き、衝撃の事実に言葉を失う。帰宅した十一に次女の夏代は、その男を捕まえたのか問いただすが、十一は逃がしてしまったと嘘をつき、夏代に罵られてしまう。
大場十一は、写真の専門学校を卒業、山岳写真家・稲葉勇作のアシスタントになり、プロ・カメラマン目指して修行中の身。外交官になるのを嫌ったため、外交官である父の鉄也に勘当され、目下狭いアパートに一人暮らし。ところがある日、父・鉄也が東アフリカのケニンゴ国公使に任命され、十一に何の相談もなく、広い邸を知人の栗山信に譲り渡してしまったことから、十一の生活は一変した。
日本に残していく十一の身を案じた母・邦子は、夫に内緒で十一を同居させてもらうよう栗山に依頼したのである。幸い、栗山は快く承知してくれ、十一も母の願いを聞くことにした。かくて、栗山家と十一の奇妙な生活がはじまった。栗山信は、ある繊維会社の部長で、妻の死後、人の娘たちを男手一つで育てあげてきた。
長女・春子は、看護婦で寮住まい、次女の夏代は家事いっさいをとりしきるしっかり者。三女の秋枝は宝石のセールスをしている。四女の冬子は短大生。末っ子の阿万里は、まだ小学生だった。彼女たちは年ごろの娘が多い中に得体の知れない男を入れるのは危険だ、と十一の同居に大反対…。【全26話/1973年】