ドキュメンタリー/教養

ドキュメントJ▼「人薬(ひとぐすり)」精神科医・山本昌知

患者を病院から家族のもとに帰し、地域の日常生活の中で回復させる独自の臨床作法を確立していった精神科医がいる。精神医療の開放に身を捧げたその功績に迫る。

12月1日 日曜 10:00 -11:00 BS-TBS

長く、精神科医療に不可欠とされてきた「閉鎖病棟」。今から60年前に疑問を抱き、病棟から鍵を撤去した精神科医がいた。山本昌知さん、岡山県和気町出身(88)。「精神疾患は特別な人たちの特別な病ではない。異常なのは精神医療の体制ではないか。」患者を病院から家族のもとに帰し、地域の日常生活の中で回復させる独自の臨床作法を確立していった山本さん。岡山県精神衛生センターの所長を25年間つとめ、退任後も診療所を
開業。岡山の、ひいては日本の精神医療の開放に身を捧げた功績に迫る。