災害社会学　第1回

「災害社会学事始め」

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災害社会学は、社会変動の分析と異なり、突発的な事象に対してどのように人々が対処できるのか、そのヒントを現場から探る新しい学問である。人間が引き受けるべき文化の積み重ねが歴史的にみて災害において具体的に見られるとき、自然現象のみではなく、人間を扱う学問が必要になる。自然と人間関係を深く探求する環境観、あるいは死生観といった宗教観に迫ることができる学問が災害社会学である。

• キーワード

  人間不在の鳥瞰図、人間の復興論、災害の引き受け

• 出演者

  関西学院大学教授　金菱　清