古畑任三郎

ドラマ

ドラマ∞・古畑任三郎<灰色の村(古畑、風邪をひく)>🈞🈑

「古畑、風邪をひく」

9月30日 月曜 14:20 -15:20 長野放送

出張を終えた古畑任三郎(田村正和)と今泉(西村雅彦)、西園寺(石井正則)の3人の刑事は、長野の雛美(ひなび)村に立ち寄った。その村は、全村民から敬意を集める荒木嘉右衛門(松村達雄)村長を中心とする寒村であった。荒木ら村の幹部は、村の活気を取り戻そうと地酒開発に乗り出し、東京のデパートと組んで売り出す計画を進めていた。古畑一行は、村にたった一つの旅館に泊まった。
今泉はそこで日下部薫子(あめくみちこ)という女に出会い、ピンポンに興じる。薫子はデパートの仕入れ責任者で、地酒を大々的に売り出すために、たびたび村に来ていた。しかし、薫子が責任者というのは嘘で、それが荒木たちに知れるところとなる。薫子に使った金は1500万円。表沙汰になると困るうえ、それ以上に地酒開発が頓挫しかねない。
開き直る薫子に「あんたら、田舎モンは……」と馬鹿にされた荒木は、薫子を一刀のもとに斬り捨ててしまった。村人たちは荒木を助けようと、薫子の存在の証拠をことごとく抹消する。が、薫子が忘れられない今泉は、おかしいと騒ぎ始める。今泉の爪切りには薫子の切った爪が残っていたのだ。殺人事件の臭いを感じた古畑が立ち上がる。