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植物の科学

趣味/教育

植物の科学 第9回

「形態の可塑性と環境適応」

11月27日 土曜 14:15 -15:00 放送大学ex

植物は私たちヒトや犬のような動物とは異なり、移動能力が極端に低い。文字通り根を張って固着生活をするのが、その基本である。そのため、雨が降っても軒下に逃げ込むわけにはいかず、雨に濡れるしかない。また日照りが続けば、水を飲みに川や池に降りていくことはできないので、乾燥にじっと耐えるほかない。これは、根という器官から水分と無機養分を吸収するという方式を採っている限り、変更の難しい生き方だ。
根が生えて動けない、という言葉そのままの生活様式なのである。そのため植物では、環境に対する順応性や適応能がかなり発達している。ここではその具体的な例を見ながら、植物ならではともいうべき生命の仕組みを見てゆこう。

  • キーワード

    可塑性、環境適応、光形態形成、避陰反応、頂芽優勢、コスト、進化条件、水陸両用植物、渓流沿い植物、スペシャリスト

  • 出演者

    東京大学大学院教授 塚谷 裕一