ドキュメンタリー/教養

先人たちの底力 知恵泉 柳宗悦 多様性社会をどう築くか?🈖🈑🈞

大正時代、全国各地に残る職人の手仕事にスポットを当て「民藝」という言葉を生み出した思想家の柳宗悦。彼が推し進めた「民藝運動」は単なる芸術論にとどまらなかった。

6月11日 火曜 13:50 -14:35 NHKEテレ1秋田

陶磁器や木工、金工など名もなき職人たちが作った生活用具の何と美しいことか。それは商人たちが、ごく当たり前の安物という意味から「下手物(ゲテモノ)と呼ぶ代物だった。しかし柳は文筆で稼いだお金を注ぎ込んで全国の「下手物」を収集し続けた。そしてそれらを「民藝」と名付け、近代化の中で打ち捨てられていく独自の文化に新たな光を当ててゆく。