ドキュメンタリー/教養

人生の楽園〜春を満喫!美しき島暮らしSP〜

〜春を満喫!美しき島暮らしSP〜

5月4日 土曜 12:00 -12:55 富山テレビ放送1

人生の楽園〜春を満喫!美しき島暮らしSP〜

鹿児島県徳之島に移住した2 組のご家族。1 組目の主人公は、徳之島町で『手々( てて) 地区ふるさと留学センター』を運営する、川口明さん(46 歳) と裕美子さん(39 歳) のご夫婦です。熊本県で介護の仕事をしていた明さんは、裕美子さんと結婚、4 人の子供が生まれました。アウトドアが好きだったこともあり“子どもたちを自然の中でのびのび育てたい”という思いから、徳之島町の手々地区に家族で移住。
地域おこし協力隊に参加したことがきっかけで、地域コミュニティと学校の活性化を目指して、島外の留学生を受け入れるようになりました。 明さんは島の自然ガイドも行っています。小学生の課外授業や、希少動物の観察ツアーなどを通じて、島生まれの人が“当たり前”だと感じている徳之島の自然の素晴らしさを伝えています。
子供たちは休日に新聞配達を手伝っています。地域の方々との触れ合いも日々の楽しみの1 つになっています。
2 組目の主人公は、天城町の当部( とうべ)地区に家族で移住した太田はるかさん(48 歳) と照久さん(48 歳) のご夫婦です。国立大学出身のはるかさんは、幼い頃から“頑張る事”が当たり前。いい大学、いい会社を目指して生きてきました。大手企業に就職し、学生時代に知り合った照久さんと結婚。愛知県の都会で暮らしながら仕事と子育てに追われる中、“頑張る”気持ちは、そのまま子どもたちに寄せる期待へと繋がっていきました。
しかし長男が突然、登校拒否に。家族みんなが悩み苦しんだ末に出した答えは、夫婦ともに仕事を辞め、穏やかな南の島へ移住することでした。家族で島に渡ると、畑を借りて新規就農。ヤギや鶏を飼う暮らしは、以前では想像もできない穏やかなものでした。やがて長男も少しずつ、学校に通えるように。はるかさん自身の生き方にも大きな変化が生まれました。
休日は家族で山を下り、海岸へ。のんびりと、釣りや昼食などを楽しみます。悠さんのお気に入りは、ここでの読書。家族みんなの憩いの場です。 はるかさんが当部地区の区長さんから教えてもらった言葉は「てげてげ」。「なんとなく、適当なところでいいよ」という意味です。今、はるかさんは肩の力を抜き、新たな暮らしを「てげてげ」に楽しんでいます。