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科捜研の女「天才科学者に挑戦」「失われた一週間」🈞

大学の工学部の研究室内で、不審死体が見つかった。ちょうど榊マリコが科捜研を留守にしているときのことで、相馬涼は自分が事件を解決してみせると張り切る。

5月20日 月曜 14:49 -16:48 KKB鹿児島放送

大学の工学部の研究室内で、不審死体が見つかった。ちょうど榊マリコ(沢口靖子)がテレビ番組の収録で科捜研を留守にしているときのことで、物理担当研究員・相馬涼(長田成哉)はマリコがいなくても自分が事件を解決してみせると張り切る。死亡したのは、研究室と技術提携を結んでいる総合化学メーカーの開発担当員・浦西修一で、実験に用いた一酸化炭素が漏れて中毒死したものと思われた。
研究室の准教授・新村辰希(忍成修吾)は超高性能電池の開発に成功した天才科学者として注目を集めている人物で、彼が発明した新型電池に関して浦西の会社と独占ライセンス契約を結ぶ予定になっていたという。そして実は、相馬は大学時代にその研究室に在籍しており、新村とは同期という間柄だった…。
かつて榊マリコ(沢口靖子)や土門刑事(内藤剛志)が放火事件を解決した寺院で、重要文化財の本尊(仏像)が盗まれるという事件が起きた。 マリコたち科捜研のメンバーは、現場に残された証拠を分析。厨子(仏像等を安置する仏具)のそばに落ちていた毛は人間のものではなく、近年、鴨川で繁殖し京都でも問題になっている特定外来生物“ヌートリア”のものとわかる。
また、犯人のものらしき下足痕からは、トウガラシと山椒の粉末、パウダーシュガー、硝酸カリウム、草木灰などが検出された。そのちぐはぐな付着物に、一同は犯人はいったいどういう人物なのかと首をひねるが、近隣住民の蔵前元宏(佐藤蛾次郎)らは、“桜木”という男が怪しいと訴える。彼は1週間ほど前、突然、寺に現れ、住職の泉川祥英(佐川満男)に「寺で働かせてほしい」と頼んできた謎の人物らしい。