ドキュメンタリー/教養

日本のチカラ🈐🈑

右手と両脚を失いながらも、笑顔で今を生きる男性の物語。会社に勤務しながら、各地で行われる講演会に参加、自身の経験を発信し続けています。

5月5日 日曜 6:30 -7:00 山形放送1

山田千紘さんには右手と両脚がありません。11年前、当時20歳だった山田さんは仕事の疲れなどから、深夜に駅のホームから線路に落下、電車にひかれました。そして10日後、目が覚めたときには右手と両脚を失っていました。『人生が終わった』『消えたい』…三肢を失った現実を目の当たりにした瞬間、そう思ったといいます。しかし献身的に支えてくれる家族の姿を見て、山田さんの気持ちは少しずつ変わっていきます。
「元気になって恩返しをしたい」。自立するためリハビリにもポジティブに向き合い、たゆまぬ努力の末、事故から2年後には一人暮らしを開始。家事を全て一人でこなしています。現在、会社に勤務しながら、各地で行われる講演会に参加。自身の経験を発信し、活動を続けています。32歳となった今年の春、最愛の人と“結婚"という新たな人生のステージへ。三肢を失いながらも、笑顔で今を生きる山田さんの姿を見つめます。